平成30年の新年あけましておめでとうございます。

 

今年は平成の終わりの始まりという奇異の感に打たれる年でもあります。
昨年の世相を表す漢字は「北」でした。
太陽が位置しない北を上にした日本地図を直視すれば、今年は日が出る「東」の順となります。太陽に生かされている私たちには全てのことについて、新しい営みの胎動が始まっている気がします。

「住まい」は今までの、単に「作る」「造る」から「考える」、「実践する」へ…
とりわけ富山県は住まいを造る量は大きさと共に比率が全国一位ですが、住まいの魅力好感度は少なくても北信越地区では最低となっています。
もともと個性がない保守県だからと言えばそれまでですが、住まいに魅力がない最大の理由は「住まいに恋をしていない!」からではないでしょうか。

およそ私たちは生まれてから太陽に生かされ、あらゆるものに興味という「恋」をします。
しかし歳を取るたびにその気持ちは薄れ、中には消えてしまうものも多く存在しますが、決して失ってはいけない「恋」があります。
それは「住まい」に対する恋です。
住まいは私たちの「意思」の現れですから、住まいに恋すること」は、かけがえのない「家族を育てること」に繋がります。
結婚に繋がる「恋」と同様に、家族の住まいに対する「恋」もまた失ってはいけません。

住まいに恋をせず、他の人に住まいづくりを任せてしまっては家族を育てるという点でもとてももったいないことです。
私たちの意思で住まいを選択して家族を育てる住生活は、住文化を形成して豊かなコミュニティーを築いていくことになります。

「住まいに恋する」をサポートすること、または「住まいに恋した」方々に寄り添い携わることが、トライアングルの今年の抱負です。