多くの夢と希望に満ちた新春の日の出は、期待された今年の幕開けのはずでした。
しかし、干支のサイクルが始まる今年から、太陽のように球状で表面突起のあるコロナウイルスが、細菌の1/50程度の極微小非生物にもかかわらず、世界中の経済活動どころか生命活動さえ脅かしていることに誰もが驚愕し、おののいています。
 
 
物事の動きには必ず理由があります。広大深淵な宇宙から見れば、この地球の世界はさしづめウイルスみたいな存在です。
他の生物の細胞がなくては存在できないウイルスは、太陽がないと存在出来ない地球と似ています。
 
だから怯えるのではなく、私たちもイタチゴッコで生き残って行く戦いを、ありとあらゆる分野で挑戦し続けなければなりません❗
 
トライ・アングルはその点ではトライ(試す)とアングル(いろんな方法)で、総合的にはトライアングル(堅固な原三角形)を探し求める住宅建築コ-デイネ-ト集団です。
いろいろな型のウイルスの攻撃に、近年の住宅の対策レベルは低下、無防備になりつつあります❗
伝統的な従来の日本の住まいは、日本史以来より積み重ねて来た知恵の『住まいの文化』です。
 
①自然の通風および通気性
各地域には必ず風の通り道があるので、風に乗った通風を導く設計が不可欠です。 
風を呼び込む軒の出もデザイン化により減少若しくはカットされて、機械的なエアコン設備は自然の流れに大きく逆行しています。
②自然素材の殺菌性や吸収性
自然素材には自然の力—殺菌性や吸収性—が備わっているにも関わらず、表面塗装や皮膜加工によって耐ウイルス性能は無力化しがちです。一旦付着したウイルスは死滅しないで長く生き延びることになります。
 
先人の知恵たる文化の継承なくして、未来に向けた健康な住まいは生まれることはないと考えます。
 
新コロナウイルスとの戦いを通じて、私たちの活動や生活を変えていかなければならない時が来ています。決して偶然の戦いではありません。見えない敵との戦いには心構えを変えていく必要があります。
 
当然、住まいに対する考え方やあり方も変化させ、試みていく姿勢が必要になるのではないでしょうか。